「依存症と禅」
最近、大谷選手の元通訳の水原一平さんの
一件が問題となっています。
ギャンブルで日本円で60億円以上も負け、
20億円以上の金を大谷選手の銀行口座から
勝手に振り込んだことの容疑者となっています。
ギャンブル依存、アルコール依存、覚醒剤依存や、
身近なものでは、ゲーム依存、スマホ依存など、
何らかの「依存症」と私たちは実に近い関係にあると思います。
これらの依存は、仕事や収入や性別、年齢等に関係なく、
誰でもなる可能性があるものと思います。
「禅」は、この「依存」の問題を
最も深く見つめたものだと思います。
臨済禅師は、「菩提依」「涅槃依」「仏依」
などと言い放っています。
「菩提・涅槃依存症」「仏依存症」
というような意味です。
そして、この依存症に陥ったまま、
同時に、自分が自分の「主人公(最高責任者)」
であることを断言し、そのように生きていく道を
説き、実地に歩むのが「禅の道」です。
この道があると、依存症であることも
人生の大事な目覚めのための尊い機縁となりえます。
どうかこの道を歩むべく共に学んでいきませんか?
4月の宿泊坐禅会の講話でこの「依存症と禅」を
取り上げます。どうぞ聞きに来てください。