「道への気魄」
令和7年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
新たに始まる一年を、気魄を持ちながら
皆様と共に歩んでいけたらと思っております。
漱石の最大の特徴、素晴らしさは、
ただ「小説が売れれば良い」
「人気が出れば良い」
「高く評価されたら良い」という次元でのみ
生きているのではないことです。
一言でいえば「道への気魄」と表現できるでしょう。
このことが、漱石の人生を、
苦渋に満ちたものにし、同時に、
素晴らしいもの、後世(百年後、千年後)まで
実に多くの人に勇気を与えるものにしました。
(お釈迦様も同じです。
道への気迫が、お釈迦様の人生を苦しみに満ちたものにし、
同時に、人類が続く限り、光や勇気を与える素晴らしいものにしました。)
漱石の「直筆」文字で、このことを見ていきたいと思います。1月4日の講座で詳しく
お話しをします。
この写真は参考として、新宿の漱石ミュージアムの物を載せていますが、
今回は漱石が住んでいた熊本の家を訪れ、また熊本大学にて
漱石の大切な書籍(直筆)を閲覧させていただき、
大切な言葉について探究致しました。
1月3日 23時55分 佐々木奘堂